遊星でもなくて

 

 

 

 

 

       今夜見上げる星空は

       過ぎたあの日を思い出す

       プラネタリウムのようなもの

       

       あの星座の光受け見失う

       ぼんやり浮かぶひとつの星

       

       いつか見上げる星空の

       星座の光が消えたとき

       明るく光る星ひとつ

       やっとみつけたひとつの星

 

     

 

 

 

 

 

 

笑って歩けるように

        

          

 差しのべられた手に追いつけるように

 ほんの少し歩をはやめてみる

             

 白い蝶々の羽根のカーテンで

 寂しさも切なさも丸くなるように

 この愛かじりながら

             

 立ち止まってもまた歩き出せるように

 音楽に救われる

 

 

    ※歌詞引用『笑って歩こうよ』作詞ASKAより

舞台

 

東京文化会館は大好きな劇場です

設計はル・コルビュジエの弟子の前川國男

はじめて入ったのは40年ほど前

天井桟敷のようなとても高い5階席でした

そのホールで上演された

ASKA premium ensemble concert -higher ground-」

を聴きながら遥か昨日の景色に想いをめぐらせ

ステージの上に自分が立ったかのような心地がして幸せになる

 

あの日から劇場には何度も足を運びました

その舞台に子供が立たせていただいた事も嬉しい思い出の一つ

実を言えば私は客席より舞台袖の空気が好きなのです

 

 

セットリストに"Be free"があります

 

一度きりの詩

 

 

                 青の時間

 

 

                 輪郭のない二ひきの蝶々が

                 菜の花の向こうにあるキャベツ畑で

                 光と闇のあわいに漂う

 

                 ジャン=アンリ・ファーブルが名づけた

                 二つの時間がとけあう場所

 

                 耳をすませば聞こえてくる

                 二ひきの蝶々のないしょの話